下も向いて歩こう!マンホールウォッチング~マンホールの概要~
道路の下には、下水道、水道、ガス、電機、通信ケーブルなどたくさんの管が埋まっており、この管を点検したり、清掃したりするために、設置された穴をマンホールといいます。そして、人が誤って落ちることがないよう、この穴をふさいているのがマンホールの蓋です。マンホール蓋は,盗難や人の侵入を防ぐため、また上に車両などの重量物が乗っても耐えるために非常に重たい鉄でできていて、80キロ近くもあります(よく映画などでマンホールから簡単に人が出入りするシーンがありますが・・・)また、蓋の表面は、人や車などが通行する場合に滑ることがないよう凹凸になっています。形状も下水道には丸型が多く採用されています。これは、開けた時にマンホールの中に落ち込むことがないようにするためです。下水道用のマンホールは、清掃目的のために大体30メートルに1箇所設置されています。
~大阪市・太閤さんとマンホール蓋~
大阪市の下水道事業が100周年を迎えた平成6年、記念事業としてマンホール蓋のデザイン を一般公募し、多くの応募から浪と桜花に囲まれた華やかな大阪城のデザインが選ばれまし た。太閤下水の基礎を築き、大阪の下水の歴史に欠かすことは出来ない太閤さん。その太閤さんの象徴である大阪城が描かれたこの記念蓋は、現在大阪市内の各所で目にすることが出来ます。 大阪城を見上げたあとは、足下にあるもうひとつの大阪城に目を落としてみてはいかがでし ょう。そして、大阪の地下を流れる水の歴史にも想いを馳せてみませんか。 ※太閤下水(背割り下水)についての説明はこちらをご覧くださいね。
~OSAKAマンホールあれこれ~
◎大阪市中央区内には、カラーマンホール蓋は主に目抜き通りの人目に止まりやすい場所に設置されています。心斎橋や道頓堀、市内の商店街、御堂筋の歩道や大阪城周辺などなど、賑やかな通りをチェックしてくださいね。また、大阪城デザイン以外にも、他用途のマンホール蓋にも様々な記念デザインなどがありますのでそちらも楽しんでくださいね。
◎大阪市の下水道マンホールの蓋の市章(澪標マーク)は、基本的に下水道の流れる方向を向いています。澪標マークの先には下水処理場があるのです。(注)向きが変わっているものもあり全てとは限りません。
◎マンホールデザインのキーホルダー、コースターはお土産品としても人気。
マンホールと関連画像(画像をクリックすると大きなサイズが見られます)