夏休み文楽特別公演「親子劇場」

国立文楽劇場で夏休み文楽特別公演「親子劇場」が開催されます。

●公演内容
「ふしぎな豆の木」
本若丸はおかあさんとふたり暮らし、日照り続きで貧しい生活を送っていました。牛を売りに行くことになった本若丸は、途中の森で老人と出会い、牛と豆を取り換えてしまいます。おかあさんは豆を外に捨ててしまいましたが、次の日、豆は天にも届く大きな木になっていました。本若丸は木に登り、天空の御殿を見つめます。そこには歌を歌うお姫様が囚われていて・・・。本若丸の冒険が始まります。

解説「ぶんらくってなあに」
文楽は、大阪の人々が江戸時代から300年もの間楽しんできたお芝居です。その秘密をちょっとだけご紹介します。

「東海道中膝栗毛」（とうかいどうちゅうひざくりげ）
お伊勢さん（伊勢神宮）へお参りに行くため、江戸（現在の東京都）を出発したお調子者の弥次郎兵衛（やじさん）と臆病者の喜多八（きたさん）のふたりは、東海道の赤坂（愛知県豊川市）の宿場町近くまでやって来ましたが、日が暮れてしまいます。辺りは真っ暗になってしまい、ひと気もありません。困ったふたりは今晩どうやって過ごそうかと考えるのですが・・・。江戸時代の旅の雰囲気をお楽しみください。