大阪歴史博物館では、平成28年12月7日(水曜日)から平成29年2月13日(月曜日)まで、6階特別展示室において、特別企画展「コレクションの愉しみ ―印判手の皿とアジアの凧―」を開催します。
「印判手」とは、銅版絵付などの印刷技術を使って絵付けをした陶磁器を指します。明治時代以降、大量に生産された「印判手」の皿は、落ち着いた色合いと実際に使うことができる楽しさから、多くの収集家を惹きつけてやまない和の骨董のひとつです。印判手のコレクターである大阪市内在住の湯浅夫妻は、印判手の皿を30年にわたって収集し1,000点を超えるコレクションをつくり上げました。アジアの凧は、日本の凧の会会員で大阪府内在住の木村薫氏が学生時代から約40年にわたって収集した凧と凧絵のコレクションで、各地の凧の形や絵柄を通して地域性や時代性を感じ取ることができます。
本展覧会では、大阪ゆかりのコレクターが精力的に収集した、「印判手の皿」と「アジアの凧」の2つのコレクションの展示を通じて、収集の愉しみとその学術的背景を味わっていただきます。
<展示解説>
●印判手の皿
平成28年12月10日(土) および 平成29年1月14日(土)
(1)貨幣図皿(かへいずさら) 湯浅夫妻印判手コレクション 直径13.0センチメートル
(2)大根蕪図皿(だいこんかぶらずさら) 湯浅夫妻印判手コレクション 直径11.0センチメートル
●アジアの凧
平成28年12月18日(日) および 平成29年2月5日(日)
(1)津軽凧 青森県弘前市 成田保氏作 木村薫氏所蔵 縦68.0センチメートル、横48.0センチメートル
(2)パタン インド 木村薫氏所蔵 縦51.0センチメートル、横59.0センチメートル
時間:午後2時から午後3時まで
会場:大阪歴史博物館 6階 特別展示室
参加費:無料(ただし、入場には常設展入場券が必要です。)
参加方法:直接会場へお越しください。
※ただし、入館は閉館の30分前まで
休館:毎週火曜日、平成28年12月28日(水)~平成29年1月4日(水)まで
料金:
常設展示観覧料でご覧になれます。
大人600円(20名以上の団体割引料金は、540円)、高校生・大学生400円(20名以上の団体割引料金は、360円)
※中学生以下・大阪市内在住の65歳以上(要証明証提示)の方、障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料
問合せ先:大阪歴史博物館 (TEL 06-6946-5728)