鈴木先生は、1934年岐阜県土岐市に生まれ、この地で焼かれた志野に取り組んでこられました。製作当初から桃山陶芸の原点を踏まえながらも、古陶の形式に決して拠り所を求めることなく、「現代の志野」を生み出す姿勢を常に貫いてこられました。1960年後半には、志野は薪の窯で焚くのが最良とされた時代にガス窯による焼成に成功。以降、「鈴木志野」とも言える自らの創意による作品を次々に発表し、1994年には重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。日本で生まれた独特の創作である志野。その本質を真摯に探求し続ける先生の作陶姿勢からは、移り変わる自然の中に身を委ね、自然から学ぶことで培われた日本人の感性や美意識を私たち鑑賞者に想い起こさせてくれます。今展では、品格と力強さを併せ持つ志野茶碗を中心に、花器や瀬戸黒、今展のために特別にご揮毫いただいた書も加え、新作の数々を一堂に展観いたします。
追加情報
時間:10時~20時 最終日は16時閉場
問合せ先:大阪高島屋 TEL06-6631-1101
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所在地
高島屋大阪店 6階美術画廊
(大阪市中央区難波5-1-5)
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交通機関
●Osaka Metro(大阪メトロ)御堂筋線・四ツ橋線・千日前線「なんば」駅
●阪神電車・近鉄「大阪難波」駅
●南海電車「なんば」駅
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