令和6年(2024)夏季展「神仏と茶の湯 ―茶席に見られる墨蹟・仏画と茶道具―」

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2024/07/02~2024/08/04

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令和6年(2024)夏季展「神仏と茶の湯 ―茶席に見られる墨蹟・仏画と茶道具―」

湯木美術館では、令和6年(2024)夏季展「神仏と茶の湯 ―茶席に見られる墨蹟・仏画と茶道具―」が開催されます。

 「茶禅一味」という言葉で表されるように、茶の湯は禅宗と密接に関わりながら展開しました。
禅僧の墨蹟は最も重要な茶道具とされ、江戸時代には自ら茶会を行う禅僧が増えます。禅語にゆかりある茶道具の銘がつけられることも多く、禅は茶人達の思想の支柱とされ続けてきました。

 しかし一方で、住吉大社が蒔絵で描かれた平棗や、大黒天に由来する銘を持つ裏千家8代又玄斎一燈手捏ねの茶碗「大黒」などの、神道や民間信仰の七福神にまつわる文様や銘をもつ茶道具も江戸時代を通してみられます。茶人達が禅を第一としながらも、神仏に関係する道具も柔軟に取り込んでいたことがわかります。

 茶の湯の創成期から続いた禅との強固な繋がりに変化をもたらしたのは、近代数寄者たちです。それまでは茶席に用いられなかった仏画や仏具が茶道具として取り入れられ、茶の湯の様相を一変させました。この流れは益田鈍翁によってリードされ、1936年(昭和11年)に鈍翁が行った「天平時代の茶会」などにも代表されます。宗教的意味付けから離れ、美術的視点でもって持ち込まれた仏教美術は、茶席で新たな役割が加えられ、その後の茶の湯の在り方に大きな影響を与えました。

 本展では、禅宗のほか神仏と関わりを持つ茶道具を取り上げ、鎌倉時代の重要文化財「春日宮曼荼羅図」観舜筆や、青銅経筒花入など約40点の作品を陳列します。

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ホームページ
http://www.yuki-museum.or.jp/
所在地
湯木美術館(大阪市中央区平野町3-3-9)
交通機関
Osaka Metro(大阪メトロ)御堂筋線・京阪電車「淀屋橋」駅
施設情報
開館時間:10:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日:毎週月曜日(ただし7月15日(月祝)は開館)、7月16日(火)
料金:入館料 一般700円 大学生400円 高校生300円
問合せ先:湯木美術館 TEL.06-6203-0188
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