大阪市では市民とくに青少年のみなさんに、日本を代表する伝統芸能「能狂言」の世界に触れていただくことを目的として、「こどもとたのしむ能狂言」を開催します。
狂言の巻、能の巻に分け、能楽への興味を深めるワークショップと鑑賞を組み合わせ、こどもや初心者の方でも楽しく参加できる企画となっています。
平成25年2月17日(日) 10時開演(9時30分開場 12時終演予定)
狂言の巻
・狂言「仏師」鑑賞
・狂言に挑戦!
狂言のセリフや表現に挑戦してみましょう!
・お囃子ワークショップ
狂言で使われる笛、太鼓、小鼓、大鼓を実際に奏でる体験ができます。
※楽器の体験は、高校生以下が対象です。時間の関係上、希望者全員が体験できない場合もございます。
・狂言「附子」鑑賞
■あらすじ
『仏師』(ぶっし)
ある田舎者が自宅に持仏堂を建てました。そこに納める仏像を買い求めに都へ行きますが、仏師を見つけることが出来ません。困った田舎者は大声で仏像を買いたいことを言い回ります。そこへ、自分は仏師だと名乗る男が現れます。田舎者は大喜びし、その男に仏像を注文します。翌日、田舎者は出来上がった仏像を拝みにいきますが、印相が気に入らなかったため、仏師に手直しを頼みます。仏師はすぐに「直った」と答え、田舎者は再び仏像を見に行きます。しかし、やはり印相がおかしいのでまた仏師を呼ぶと、仏師はたいへんあわてて現れます。実は、仏像も仏師も、すっぱ(詐欺師)がなりすましていたのです。田舎者の「印相が気に入らない」と、仏師の「直った」が繰り返されていくうちに…。
『附子』(ぶす)
太郎冠者(たろうかじゃ)と次郎冠者(じろうかじゃ)を呼び出した主人は、桶を持ち出し、「附子という猛毒が入っているから桶には近づくな」といいつけて外出してしまいます。太郎冠者(たろうかじゃ)と次郎冠者(じろうかじゃ)は留守番を言いつけられましたが、その桶が気になって仕方ありません。とうとう太郎冠者(たろうかじゃ)は桶の中身を覗いてしまい、たいへん美味しそうだったので一口なめてみると、なんと附子の正体は砂糖でした。主人が嘘をついてまで大事にとっておいた砂糖を食べつくしてしまった2人は…。
平成25年2月24日(日)には、大阪能楽会館(大阪市北区中崎西2-3-17)で『能の巻』を開催します。
※小学生以下の児童については、保護者同伴でご参加下さい。
定員 : 500名
入場料 : こども券 500円(前売当日共)、一般券 1,500円(前売)・2,000円(当日)
※こども券は高校生以下とします ※全席自由席
※当日、学生証をご提示いただく場合があります
※未就学児童の膝上鑑賞は無料。但し座席が必要な場合や、体験を希望する場合は有料です。
チケット取り扱い :
前売券は平成24年11月23日(金)から販売
詳細はホームページを参照してください。