今回は、奈良文化財研究所客員研究員の深澤芳樹氏にご講演いただきます。弥生時代は、日本列島で本格的な水稲農耕を始めてから、巨大な前方後円墳を築くよ う古墳時代に入るまでの時代をさします。大阪河内は近畿地方でもいち早く本格的な弥生時代に移行し、中期に特に華麗な櫛描文を展開した先進地域としてよく 知られています。
講演では、中期弥生土器の詳細な観察に基づく、櫛描文の施文具の特定、タタキ技法の伝来と受容、調整法の地域差などについて、最新研究の現状をご紹介いただきます。
また、大阪文化財研究所の絹川一徳が、大阪市内の発掘調査の最新成果を紹介します。瓜破遺跡で見つかった弥生時代前期末の土器群や長原遺跡の方形周溝墓、難波宮跡で見つかった木製品や江戸時代の手工業生産など、さまざまな話題を提供します。
■内容
「平成24年度大阪市内の発掘調査」
絹川一徳(大阪文化財研究所学芸員)
「弥生土器からみた地域間交流-河内平野を中心として-」
深澤芳樹氏(独立行政法人国立文化財機構 奈良文化財研究所 客員研究員)
追加情報
定員:250名 (当日先着順)
参加費:500円 (資料代を含む)
参加方法:当日直接会場にお越しください
参加費:500円 (資料代を含む)
参加方法:当日直接会場にお越しください
ホームページ
所在地
大阪歴史博物館4階 講堂(大阪市中央区大手前4-1-32)
交通機関
地下鉄谷町線・中央線「谷町四丁目」駅