大阪歴史博物館では、平成26年11月1日(土曜日)から12月23日(火曜日・祝日)まで、6階特別展示室において、特別展「―現代刀匠二番勝負―お守り刀展覧会×二次元vs日本刀展」を開催します。
現代刀匠たちは、伝統工芸の技を未来へ伝え継ぐための活動を近年積極的に行っています。本展覧会は、伝統と革新という2つの柱を「お守り刀展覧会」と「二次元vs日本刀展」という2つの企画で構成することにより、日本刀の現在、未来像を提示しようというものです。
「お守り刀展覧会」は、日本刀の精神性である「加護を願う心」を伝統的製作技術により具現化した「お守り刀」のコンクール展で、全国の刀匠が年に一度、寸 法の限られた作品で出来映えを競うものです。今回で9回目を迎える本展では、専門の審査員による賞に加え、市民の投票結果により賞を授与することを新たな 試みとし、より開かれた展覧会を目指します。
一方、「二次元vs日本刀展」は、現代の二次元アートや現代小説と刀剣との融合にチャレンジ する実験的企画です。この展示では、普段交わることのない現代刀匠とイラストレーターや小説家などがお互いに刺激し合う中で創造された作品を展示すること で、新しい物語を持った新世代日本刀のあり方を示します。
本展覧会では上記2企画を一体的に展示することで、未来志向の現代刀匠たちの「今」と、伝統を継承することの視座を広く紹介します。
●関連行事
・市民審査員賞の投票と授与
今回のお守り刀展覧会では、本展をご観覧いただいた方の心に残った作品に対し、市民審査員賞を授与します。
投票期間 11月1日(土)~11月30日(日)/結果発表 12月3日(水) ※
(会場内への掲出ならびに全日本刀匠会のSNSで公開)
・お守り刀ファッションショー
11月1日(土)・2日(日) 各日数回予定。料金無料。
・記念フォーラム「日本刀の生き残りをかけて With 添田一平サイン会」
・月山貞利刀匠による「お守り刀展覧会」解説
月山貞利刀匠(奈良県無形文化財・全日本刀匠会顧問)が、お守り刀展覧会の出品作品について解説します。
日時:12月6日(土) 午後2時から
。料金無料・申込不要。
※報道資料の訂正により、結果発表日を修正しました(2014/9/4) 誤:12/2(火)→正:12/3(水)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/keizaisenryaku/0000281075.html
※入館は閉館の30分前まで
休館:火曜日
※ただし12月23日(火曜日・祝日)は開館
観覧料:
【特別展のみ】大人800円(20名以上の団体割引料金は、720円)、高校生・大学生600円(20名以上の団体割引料金は、540円)
【常設展との共通券】大人1,320円(20名以上の団体割引料金は、1,260円)、高校生・大学生940円(20名以上の団体割引料金は、900円)
※中学生以下、障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料
問合せ先:大阪歴史博物館 (Tel.06-6946-5728)