大阪歴史博物館 冬の講座「近世・近代の大阪のくらし」

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2014/01/10,2014/01/17,2014/01/24,2014/01/31,2014/02/07

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大阪歴史博物館 冬の講座「近世・近代の大阪のくらし」

ゆめまるくん■2014年1月10日(金) 18:30~19:45
「細部(ディテール)に宿る近代建築の記憶」
講師:酒井一光(当館学芸員)
建築の魅力は、その全体を鑑賞し、空間を体験することで、はじめて味わうことができますが、明治~昭和初期に建てられた大阪の近代建築は、装飾や材料などの細部にこだわりが感じられるものが多く、部分が全体の魅力を雄弁に物語るものがあります。今回は、建て替えなどに際して当館が収集した建築部材を通して、細部の持つ力について再考します。

■2014年1月17日(金) 18:30~19:45
「17世紀大坂の都市開発」
講師:八木滋(当館学芸員)
特集展示「新発見史料からみる江戸時代の道頓堀」の成果をふまえ、17 世紀の大坂の都市開発の状況を再検討います。新発見史料により道頓堀の開発過程を概観し、とくに菊屋町の発展の様子を中心に検討します。さらに、大坂市中の各地域の開発手法の違いに着目し、それぞれの特徴を考えます。

■2014年1月24日(金) 18:30~19:45
「変転する大坂の蔵屋敷」
講師:豆谷浩之(当館学芸員)
江戸時代の大坂には数多くの蔵屋敷が設けられていました。これらをくわしく見てゆくと、時期によって場所の移動や新設、廃止など、意外に移り変わりが多いことに気づきます。こうした変化を追いかけることで、江戸時代の都市・大坂の特色について考えてみたいと思います。

■2014年1月31日(金) 18:30~19:45
「文献史料からみた豊臣期大坂城下の大名屋敷-豊臣後期を中心に-」
講師:大澤研一(当館学芸員)
豊臣期の大坂城下にあった大名屋敷の研究については文献史料と発掘データによる研究が進められてきました。しかし、文献史料ではこれまで後世の編纂史料が主に使用されるという問題点があるなど、実態解明への道のりはまだ遠い状況です。そこで、今回は同時代に記された文献史料の検討から大名屋敷の実態にアプローチしてみます。

■2014年 2月7日(金) 18:30~19:45
「創設期大阪府方面委員制度の実態」
講師:飯田直樹(当館学芸員)
大正7年(1918)10月に現在の民生委員の前身である方面委員制度が大阪府で創設され、 貧しい人々を救済するために16 の区域(方面)で無給で働く委員が設置されました。創設当初の方面のなかには、委員同士の対立などで活動が十分に行われていないところがありました。そのような方面での活動をカバーしたのが、委員として任命された警察官でした。彼等は民間の委員よりも広域に、しかもある目的を持って活動していました。今回は、そのあたりの事情を詳しく紹介します。

※演題・内容等は、予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承ください。

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追加情報
参加費:200円
定員:250名(先着順)
受付:18時から開始、直接会場へお越しください。
問合せ先:大阪歴史博物館 なにわ歴博講座係 (TEL 06-6946-5728)
ホームページ
http://www.mus-his.city.osaka.jp/news/2013/rekihakukoza_13_3.html
所在地
大阪歴史博物館 4階講堂(大阪市中央区大手前4-1-32)
交通機関
下鉄谷町線・中央線「谷町四丁目」駅
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