大阪歴史博物館では、平成27年4月18日(土曜日)から6月8日(月曜日)まで、6階特別展示室において、特別展「大坂-考古学が語る近世都市-」を開催します。
平成27年(2015年)は、大坂にとって大きな節目となった大坂夏の陣から400年目に当たります。豊臣秀吉が建設し、大坂の陣を経て「天下の台所」として復興を遂げた近世都市・大坂のようすは、およそ30年にわたる発掘調査の積み重ねによって明らかになってきました。本展覧会では、近世大坂に関わる代表的な出土品を一堂に集めて陳列します。
展示の前半では、大坂城が建設される以前の時代からはじまり、豊臣秀吉による大坂城と城下町の建設、徳川期の都市再建と発展の歴史を、時代を追って展示します。展示の後半では、華麗な桃山陶磁や貿易陶磁、日々の暮らしに用いられた多様な品々、大坂での「モノづくり」に関わる出土品を展示し、近世大坂の繁栄ぶりを紹介します。合わせて、館蔵品を中心に、古絵図や古文書、絵画作品など関連資料を陳列し、近世都市・大坂の歴史と文化・生活・産業のありさまを、よりビジュアルに紹介します。
<展示構成>
プロローグ
第1章 大坂城前夜-中世の大阪
第2章 豊臣秀吉の大坂建設
第3章 大坂の陣と徳川の大坂
第4章 大坂の富-なにわの「ええもん」尽くし
第5章 大坂の暮らし-モノでみる生活
第6章 大坂のモノ作り
エピローグ
■学芸員による展示解説
展示をご覧いただきながら、担当学芸員が代表的な展示品について解説します。
日時:平成27年5月2日(土曜日)、5月16日(土曜日)、5月30日(土曜日)、6月6日(土曜日)
各回とも、午後2時から約30分間
会場:大阪歴史博物館 6階 特別展示室
参加費:無料(ただし、ご入場には特別展観覧券が必要)
参加方法:当日直接会場へお越しください。
(ただし、入館は閉館の30分前まで)
休館:火曜日
ただし、5月5日(火曜日・祝日)は開館、5月7日(木曜日)は休館
観覧料:
【特別展のみ】大人600円(20名以上の団体割引料金は、540円)、高校生・大学生400円(20名以上の団体割引料金は、360円)
【常設展との共通券】大人1,000円、高校生・大学生600円
※中学生以下、障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料
問合せ先:大阪歴史博物館(Tel.06-6946-5728)