上方浮世絵館は、江戸時代の大阪で作られた浮世絵をおもに展示しています。大阪で作られた浮世絵は、歌舞伎の舞台に出演する役者たちを描いたものが多いことが特徴です。約150年から200年近く前に作られた浮世絵は、いまでも鮮やかな色を保っているものもあり、当時の歌舞伎芝居をうかがうことができます。
浮世絵の中のはなやかな舞台は、多くの色を使うことによって表現されています。これらの色は、高い技術によって一枚の紙へ摺り重ねられています。精密な版木を制作する技術だけでなく、細部にほどこされる色まで正確に摺る技術は、浮世絵の色彩を支えています。
次回の展示では、浮世絵版画の色彩表現のなかでも、【ぼかし】について注目します。【ぼかし】は、空や海などの自然や陰影を色の濃淡で表現し、浮世絵の持つ色彩をより豊かにします。【ぼかし】による多彩な表現を、ぜひご覧下さい。
追加情報
開館時間:11時〜18時(入館は17時30分)
休館日:月曜日(休日の場合は翌日)
入館料:一般 500円、小・中学生 300円
問合せ先:上方浮世絵館(Tel.06-6211-0303)
休館日:月曜日(休日の場合は翌日)
入館料:一般 500円、小・中学生 300円
問合せ先:上方浮世絵館(Tel.06-6211-0303)
ホームページ
所在地
上方浮世絵館(大阪市中央区難波1-6-4)
交通機関
地下鉄御堂筋線・千日前線「なんば駅」