森の宮遺跡は、上町台地の東斜面に位置する縄文時代から近世までの複合遺跡です。
森ノ宮ピロティホールの地下には西日本を代表する縄文~弥生時代の貝塚があり、「森の宮貝塚」とも呼ばれています。埋葬された縄文時代の人骨も多数発見され、そのうちの1体を、「屈葬」という体を折り曲げる当時の埋葬方法のまま、発掘現場から切り取って展示しています。
また、豊臣期の大坂城跡の範囲内にもあたっており、発掘された金箔瓦なども見学できます。
●太古の時代は海だった河内平野
森ノ宮ピロティホールを建設する際に行われた発掘調査では、縄文人や弥生人たちが食べた貝の殻に加え、狩猟や漁撈(ぎょろう)※の道具、煮炊きに使用した土器、耳飾りのようなアクセサリーなど、数千年前の生活を彷彿とさせる考古遺物が見つかっています。
出土する貝殻が、海水に生息するマガキから淡水に棲むセタシジミへ移り変わることから、河内平野が海から湖へと変遷する過程をうかがうことができます。
年に数日だけ公開される展示室ですので、ぜひこの機会にご見学ください。
<用語解説> ※漁撈(ぎょろう):魚介類や海藻などの水産物をとること。
追加情報
見学料:不要
申込み:不要
参加方法:公開日時にお越しください。ただし、展示室が狭いため、見学者が多い場合は入室をお待ちいただくことがあります。
問合せ先:
大阪市教育委員会事務局 文化財保護課
Tel 06-6208-9166、Fax 06-6201-5759
申込み:不要
参加方法:公開日時にお越しください。ただし、展示室が狭いため、見学者が多い場合は入室をお待ちいただくことがあります。
問合せ先:
大阪市教育委員会事務局 文化財保護課
Tel 06-6208-9166、Fax 06-6201-5759
ホームページ
所在地
森ノ宮ピロティホール地下階・森の宮遺跡展示室(大阪市中央区森ノ宮中央1-17-5)
交通機関
JR大阪環状線「森ノ宮駅」、地下鉄「森ノ宮駅」