大阪歴史博物館 常設展示「大阪朝日ビル(朝日ビルディング)の建築」

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2016/10/05~2017/01/30

投稿日:2016/10/11 更新日:

大阪歴史博物館 常設展示「大阪朝日ビル(朝日ビルディング)の建築」

 大正後半から昭和初期にかけて、大阪では中之島をはじめ、都市計画により拡幅された堺筋、御堂筋、四ツ橋筋沿いを中心に、耐震耐火性能に優れた多くの鉄筋コンクリート造のビルが生まれました。

そのひとつ、大阪朝日ビル(朝日ビルディング)は中之島の渡辺橋南詰に昭和6年(1931)に竣工しました。地下2階地上10階建塔屋付のオフィスビルで、竹中工務店の石川純一郎が設計を担当しました。竣工当時、敷地北東側が大きくカーブを描く幾何学的なデザインで、建築の専門家の間でも斬新過ぎるその意匠が「新奇を衒う、猟奇的だ」などと評されました。このビルには当初、朝日新聞本社や貸室が入るほか、10階には洋食堂「アラスカ」、和食堂「本みやけ」、屋上には航空標識塔がありました。竣工当時から冷暖房設備があったことも注目されます。冷房に使われる冷凍機が冬季に遊んでいるのを利用して、屋上にスケートリンクまでありました。

本展示では、大阪朝日ビルの特徴であった外装のステンレススチールを用いた記念品や外装モザイクタイル、10階和食堂で使われていた幾何学文と松竹梅文の欄間を展示します。

【展示品】
・大阪朝日ビル 外装タイル 本館蔵(株式会社朝日ビルディング寄贈)
・大阪朝日ビル記念品 本館蔵(泉川渥洋氏寄贈)
・大阪朝日ビル 幾何学文欄間 本館蔵(株式会社朝日ビルディング寄贈)
・大阪朝日ビル 松竹梅文欄間 本館蔵(株式会社朝日ビルディング寄贈)

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追加情報
開館時間:午前9時30分から午後5時まで
※入館は閉館の30分前まで
休館日:火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月28日から1月4日)
料金:
常設展示 観覧料
大人600円、高校生・大学生400円
中学生以下・大阪市在住の65歳以上の方・障がい者手帳等をお持ちの方
(介護者1名を含む)は無料。
問合せ先:大阪歴史博物館(TEL 06-6946-5728)
ホームページ
http://www.mus-his.city.osaka.jp/news/2016/tenjigae/161004.html
所在地
大阪歴史博物館 7階(大阪市中央区大手前4丁目1-32)
交通機関
地下鉄谷町線・中央線「谷町四丁目駅」
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