大阪城刻印石の拓本体験会

大阪市は、平成29年3月19日（日曜日）に大阪城公園に残された刻印石の拓本を取る体験会を開催します。
拓本とは、器物の形や刻銘、文様などを墨によって紙に写し取る方法を言います。刻印石に刻まれた刻印の凹凸を墨で紙に写し取っていきます。

●刻印石とは
徳川時代に築かれた石垣の石材表面に、記号などが刻まれたものです。石垣を築いた大名家の家紋を刻む場合が最も多く、その他旗指物（はたさしもの）、人名などが刻まれることもあります。大阪城では代表的な刻印が約200種類あり、刻印の研究によって、大名家の作業分担や石垣築造技術の比較が可能となるなど、大阪城研究の貴重な歴史史料となっています。