ひと目でわかる京焼300年の歴史 江戸時代のやきもの―仁清・乾山窯と後期京焼の食器を中心に―

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2017/04/08~2017/07/30

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ひと目でわかる京焼300年の歴史 江戸時代のやきもの―仁清・乾山窯と後期京焼の食器を中心に―

京都のやきものは室町時代末頃には千利休の樂焼(聚楽焼)や古清水(粟田口焼)などが中心でした。江戸時代になると他の窯の影響を受けながらも技法やデザインに新しい工夫を凝らすなかで独自のやきものを作り出しました。
色絵や新たな造形を誇る御室「仁清窯」、兄の尾形光琳との共作で知られる「乾山窯」は高級食器としても高い品質を誇り、のちに「仁清写し」「乾山写し」など、これに倣ったやきものが現在でも作り続けられています。
江戸時代の後半になると、熟覧した文化の高まりの中で、さらに新たなデザインや技法の開発が精力的に進められました。京都で初めて磁器を焼き出した奥田頴川、中国の染付や赤絵を再現し、大津(滋賀県)の「湖南焼」などを興した永楽保全、仁阿弥道八、真葛長造など日本各地の窯に影響を与えた陶工、手捏ねの茶碗に自作の和歌を書き付けた太田垣連月尼の茶碗など、この時期の絵画を交えて京都のやきもの変遷を概観します。

<主な展示品>
樂長次郎 黒茶碗 銘五月雨
仁清窯 信楽 獅子撮輪花水指 桂宮家伝来
本阿弥空中 芋頭水指 「雲州蔵帳」所載
乾山窯 銹絵染付春草文蓋茶碗
仁阿弥道八 雪竹絵手鉢
永楽保全 安南写蜻蛉文茶碗

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ホームページ
http://www.yuki-museum.or.jp/
所在地
湯木美術館(大阪市中央区平野町3-3-9)
交通機関
地下鉄御堂筋線「淀屋橋駅」
施設情報
開館時間:午前10時~午後4時30分(入館は午後4時まで)
休館日:毎週月曜日(但し7月17日(月・祝)は開館)、7月18日(火)
夜間開館日:5月5日(金・祝)、6月2日(金)、7月7日(金)は午後7時まで開館(入館は午後6時30分まで)
入館料:一般700円/大学生400円/高校生300円(一般のみ、20名以上の団体は100円引き)
問合せ先:06-6203-0188
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