大阪歴史博物館では、平成29年7月8日(土)から8月28日(月)まで、6階特別展示室において、特別展「大相撲と日本刀」を開催します。
江戸時代、横綱をはじめとする強豪力士のなかには、大名に抱えられ、帯刀を許されたものがいました。ブロマイドに相当する力士の錦絵には、帯刀姿の力士を描くものが数多く存在します。大相撲の世界において日本刀は、力士の地位や権威を示す象徴としての役割を果たしており、そのなかには、歴代の横綱たちが土俵入りに使用した太刀のように、当時の名だたる刀匠によって製作されたものがありました。
本展は、歴代の名横綱が所持した太刀など、大相撲にゆかりのある日本刀にスポットを当てながら、刀匠の技術や刀剣美に加えて、これまで紹介される機会の少なかった、相撲における刀剣の意味や、横綱の歴史に着目し、相撲文化の新たな一面を知っていただくことを目的とする展覧会です。あわせて、横綱の化粧廻しや相撲絵など相撲関係資料を紹介するとともに、大阪歴史博物館が収集してきた大阪相撲に関する資料も展示し、公益財団法人日本相撲協会の源流の一つである大阪ゆかりの相撲集団の歴史についても触れる機会といたします。
<展示資料>
●江戸大相撲生写之図(えどおおずもうせいしゃのず)左隻
●横綱白鵬翔 土俵入り太刀
●金梨子地塗三つ葵紋蒔絵太刀拵(きんなしじちぬりみつあおいもんまきえたちごしらえ)
●大阪大相撲之図
●学芸員による展示解説
日時:平成29年7月29日(土曜日)、8月15日(火曜日)、8月27日(日曜日)
※各回とも午後2時から30分程度
担当:大阪歴史博物館学芸員 飯田直樹
会場:大阪歴史博物館6階 特別展示室内
参加費:無料(ただし、入場には特別展観覧券が必要です。)
参加方法:当日直接会場へお越しください。
料金:
大人1,000円(団体:900円 前売:800円 ペアチケット:1,500円 特別展+常設展:1,500円)
高校・大学生700円(団体:630円 前売:500円 特別展+常設展1,030円)
※中学生以下、障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料。
※本展は大阪市内在住の65歳以上の方も大人料金が必要です。
なお、常設展示は無料です(要証明証提示)。
※前売券とペアチケットは大阪歴史博物館と主要プレイガイドにて、5月 1日(月)から7月7日(金)まで販売予定。
(大阪市中央区大手前4-1-32)
※入館は閉館30分前まで
休館日:毎週火曜日 ※ただし、8月15日(火)は開館。
問合せ先:大阪歴史博物館(TEL 06-6946-5728)