『大阪の歴史再発見』非公開文化財「神仏習合の美術」の特別公開

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2017/06/30~2017/07/05

投稿日:2017/06/09 更新日:

『大阪の歴史再発見』非公開文化財「神仏習合の美術」の特別公開

「神仏習合」という言葉は、大阪の歴史を考えるにあたって、重要なキーワードのひとつです。今ではお寺と神社ははっきりと区別されていますが、これは明治政府による神仏分離という政策以降のことです。江戸時代までは、インドや中国で体系化された仏教と、日本の神々を祭神とする神道が、相互に影響を与えて一体となった「神仏習合」という考え方が一般的でした。
大阪は「天下の台所」と呼ばれる商人のまちとして知られていますが、広く信仰を集めるお寺や神社を中心に発展した、宗教都市としての一面もあります。今も大阪のまちには、大きなお寺や神社がたくさんありますが、それらの多くは、明治の初めまでは、神仏習合の影響を色濃く受けた信仰の拠点となっていました。
神仏分離が招いた廃仏毀釈の際に、失われてしまった文化財も多いのですが、幸いにも大阪市域には、神仏習合の影響下で造られた、図様などに独自性のある、非常に珍しい画像がいくつか伝来しており、一部は市指定文化財となっています。これらの文化財は、通常は非公開ですが、今回、所有者様のご理解とご協力をいただきまして、期間を限定して、特別に一般に公開していただけることになりました。出品予定の画像の大半は、全容が一般に公開されるのは、今回が初めてとなります。

●主な出品予定の文化財
・絹本著色三宝荒神画像 室町時代(天王寺区 青蓮寺所蔵)
・刺繍青面金剛画像 江戸時代(天王寺区 四天王寺所蔵)
・紙本著色青面金剛画像 江戸時代(平野区 法明寺所蔵)
・紙本著色善女龍王画像 江戸時代(中央区 三津寺所蔵)
・絹本著色伝閻魔天曼荼羅 室町時代(阿倍野区 正圓寺所蔵)
・絹本著色牛頭天王曼荼羅 室町時代(平野区 志紀長吉神社所蔵)
・紙本著色牛頭天王画像 江戸時代(平野区 杭全神社所蔵)
など 10数点の出品展示を予定しています。
写真:絹本著色伝閻魔天曼荼羅

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追加情報
時間:午後1時~午後4時(入場は3時30分まで)
観覧料:資料代100円 ※ 学生は無料(大学生・専門学校生含む)
問合せ先:大阪市教育委員会文化財保護課(TEL 06-6208-9168)
ホームページ
http://www.city.osaka.lg.jp/kyoiku/page/0000400511.html
所在地
辰野ひらのまちギャラリー(大阪市中央区平野町1-5-7 辰野平野町ビル地下1階)
交通機関
地下鉄堺筋線「北浜駅」
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