なにわ歴博講座 第3期「学芸員の研究ノートから」

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2018/2/2, 2/9, 2/16, 2/23, 3/2, 3/9

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なにわ歴博講座 第3期「学芸員の研究ノートから」

学芸員のさまざまな専門分野から、最近の研究成果をお話します。

●平成30年 2月2日(金)『三国魏の陵墓―大化薄葬令の源流―』
孝徳天皇の大化2年に出された薄葬令は大規模な古墳の造営の抑制を目指したもので、中国の三国時代、魏の文帝曹丕やその父・曹操の薄葬を強く意識してつくられています。今回の発表では近年増加してきた魏の墓の調査成果を紹介しながら、魏の薄葬の実態に迫りたいと思います。

●平成30年 2月9日(金)『古代の朝参と朝集堂』
朝集堂は朝堂院に入るまでに官人が待機した施設とされます。ここでは前期難波宮をはじめとする古代の朝集堂を振り返り、その建築的特徴やそれが朝参に果たした役割などについて考えます。

●平成30年 2月16日(金)『壁を飛び越えた龍-清朝磁器の受容について-』
大坂城下町をはじめとする近世の遺跡からは中国清朝の磁器が出土します。その中から「過墻龍文」という特徴的な文様を描いた青花磁器の出土地と文様・器形を紹介し、貿易陶磁としての青花磁器の受容と模倣品の製造について考えます。

●平成30年 2月23日(金)『上町台地周辺の原始的漁』
大阪湾や河内湖の沿岸部では古くから漁業が盛んであり、実際に弥生時代以降の遺跡からは、網につけるおもりである土錘(どすい)や蛸壺(たこつぼ)などが出土しています。その形は現在のものと大差なく、漁の歴史の連なりを感じさせます。こうした出土品からみた古代以前の漁業について考えます。

●平成30年 3月2日(金)『近代大阪の芝居と諸芸-庶民文化史の立場から』
近代大阪では、道頓堀・千日前をはじめ、大阪天満宮や松島の周辺など市内各所に劇場・寄席がありました。種類や客層も多様で、時代や地域によっても変化しました。この講座では、明治・大正時代の芝居や寄席の芸と、その客層についてお話します。

●平成30年 3月9日(金)『三村幸一撮影の民俗写真について』
大阪に住み、戦前・戦後の文楽写真などを撮影して活躍した写真家、三村幸一が撮影した民俗の写真から、関西を中心とした祭りや民俗行事を中心に紹介します。

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追加情報
時間:各回18:30~19:45
※18時から開始、直接会場へお越しください。
参加費:各回200円
※「キャンパスメンバーズ」会員校の方は、証明証提示により本講座に無料で参加できます。
定員:各回250名(当日先着順)
問合せ先:大阪歴史博物館 TEL 06-6946-5728
ホームページ
http://www.mus-his.city.osaka.jp/news/2017/rekihakukoza_17_3.html
所在地
大阪歴史博物館 4階 講堂(大阪市中央区大手前4-1-32)
交通機関
地下鉄谷町線・中央線「谷町四丁目」駅
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