企画展 鉄道芸術祭vol.10『GDP（Gonzo dot party）』

鉄道の創造性に着目した企画展「鉄道芸術祭」は、今年記念すべき第10回目を迎えます。
毎年異なるテーマ、多様なアーティストにより開催してきた本展ですが、今回はvol.8から続くテーマである「経済」に着目します。
メインアーティストには、本芸術祭の第1回から関わりの深いアーティストユニットのcontact Gonzoと建築家ユニットdot architects。経済を独自に捉え直すために繰り広げる”Gonzoとdotによる多種多様Party”＝”GDP”を開催します。
会期中に展示会場にて９回にわたる「パーティー」を行います。
パーティーでの意図的行為と偶然の出来事の連鎖の痕跡が、展示会場・空間を変容させていきます。折しも、COVID-19の影響によって世界経済の見通しは厳しく、人と人との直接的な接触は制限され、分断と孤独を余儀なくされています。こうした状況下だからこそ、「GDP（Gonzo dot party）」が生み出す一時的で多発的なエネルギーを糧に、立ち行かない現状のその先を見通すための、未知なる指標を導き出す機会となれば幸いです。