大阪歴史博物館では、特集展示「蒐集家・高島唯峰―明治期考古学の遺産―」を開催されます。
明治時代、日本の考古学はまだ古物趣味や珍品目当ての蒐集などと未分化な状態にありました。高島多米治ためじ(1866-1960、号:唯峰)は、そんな時代に関東地方を中心に採集活動を行った人物です。
高島は東京銀座で歯科医を営むかたわら、縄文時代の貝塚出土品を収集・蒐集することに熱中していました。時には東北地方にまで足を運んでいたようです。いまとなっては彼が集めた出土品の正確な数を知ることは難しくなってしまいましたが、およそ1万点に届くとみられます。現在、そのうちの約7千点が大阪歴史博物館に収められています。
なぜ高島が集めた関東や東北地方の蒐集品が大阪にあるのでしょうか。そこには滋賀県長浜市にあった鍾秀館しょうしゅうかん(下郷しもごう共済会)という大正時代の私立博物館が深くかかわっていました。
今回の展示は、高島が行った採集活動をその遺品から探るとともに、彼のコレクションがたどった経過、さらにはコレクション研究の現状を紹介するものです。
ホームページ
所在地
大阪歴史博物館 8階 特集展示室 (大阪市中央区大手前4-1-32)
交通機関
Osaka Metro(大阪メトロ) 谷町線・中央線「谷町四丁目駅」
施設情報
開館時間:9時30分~17時まで(特別展会期中の金曜日は20時まで)
※入館は閉館の30分前まで
休館日:火曜休館
料金:常設展示観覧料
大人600円(540円)、高校生・大学生400円(360円)
※( )内は20名以上の団体割引料金。
※中学生以下、障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料。
問合せ先:TEL06-6946-5728
※入館は閉館の30分前まで
休館日:火曜休館
料金:常設展示観覧料
大人600円(540円)、高校生・大学生400円(360円)
※( )内は20名以上の団体割引料金。
※中学生以下、障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料。
問合せ先:TEL06-6946-5728