令和5年度特別展示「シリーズ生誕200年記念~その参 村上代三郎」

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2023/05/30~2023/06/11

投稿日:

令和5年度特別展示「シリーズ生誕200年記念~その参 村上代三郎」

適塾では、令和5年度特別展示「シリーズ生誕200年記念~その参 村上代三郎」が開催されます。

 今年は、適塾最初期の塾生・ 村上代三郎の生誕200年です。適塾入塾録 「適々斎塾 姓名録」には4番目に署名しています。
 代三郎は、文政6年(1823)、木梨村(現・加東市)に生まれます。村上家は、代三郎の祖父 村上玄齢の代より医学・蘭学塾を開き、玄齢には緒方洪庵と親交のあった原佐一郎(1783-1854)、代三郎の父・良八(三草藩医)には坪井信道塾で洪庵と同門だった川本幸民などが師事しました。
 代三郎は、幼い頃から勉学に励み、天保11年(1840)末頃、適塾に入門します。嘉永2年(1849)には江戸で伊東玄朴に学び、西洋兵学に傾倒し、翌年には砲術家で韮山代官の江川坦庵(1801-55)の客分となります。その後、母の病気により一旦帰郷するものの、安政4年(1857)には幕府から講武所(西洋式軍事訓練機関)の 師範に招へいされます。
 しかし翌年には眼病を患い帰郷を余儀なくされ、その後は家塾で教育に携わったり、医業を営むなどします。それでも代三郎の見識は、諸藩のみならず要人からも頼りにされていました。伊藤博文(1841-1909)が代三郎を訪ねたという話も伝わっています。北播磨の山村に住まいながら、日本の近代への飛躍を支えた人物がいたことは注目に値します。
 今回の特別展示では、これまで適塾記念センターに寄贈された村上家伝来資料を中心に、代三郎の事績を紹介します。

現在地からルート検索
ホームページ
http://www.tekijuku.osaka-u.ac.jp/
所在地
適塾(大阪市中央区北浜3-3-8)
交通機関
Osaka Metro(大阪メトロ)御堂筋線・京阪電車「淀屋橋駅」
施設情報
開館時間:10:00~16:00
入館料:一般270円(140円)、学生140円(80円)
※( )内は20名以上の団体料金、要事前申込み、詳細はホームページ参照
小学生・中学生無料 ※中学生以下の方は引率者が必要
大阪大学の学生無料 ※要学生証提示
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