令和5年度総会時記念講演会「人・時・空を繋ぐコュニテイデザインの力」

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2023/06/09 15:00~

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令和5年度総会時記念講演会「人・時・空を繋ぐコュニテイデザインの力」

大阪歴史博物館では、令和5年度総会時記念講演会「人・時・空を繋ぐコュニテイデザインの力」が開催されます。

<内容>
大阪府は1160haの竹林に、人口16万人の千里ニュータウン(NT)を造った(1958年~1970年)。建築・土木・造園の総力を結集し、若き日の片寄俊秀が担当し、整備がもたらす自然破壊、雨水・ゴミなどをNT外に排出する未来都市像に疑問を抱き、地域活性化・商店街の再生・街並み保全などを担う学者に舵を切った。まちづくり道場(学芸出版社)が詳しい。
中瀬勲の講演を聞くと、わが国のNTの整備技術は素晴らしいが、住み方は誰も教えないと論じ、耳に残った。仏を作って魂入れずとはこのことだ。お二人の共通するところは「コミュニティ」だ。
それから10年位経った頃だろうか。閉校寸前の島根県立隠岐島前高校の復活を一人の若者に託された。島民全員の聞き取り調査、島留学などを実践発案、島前高校を進学校に改善、本州から高校生を呼ぼうと呼びかけた。高校の近隣民家に東京より招いた塾の先生が指導する寺子屋下宿を開くと島留学が活気づき、生徒数が増え、進学率も高まり、煽られてコミュニティが活気づいたのである。東京から島前高校に来て鳥取環境大学に来た学生がいた。
ほのぼのとした話ではないか、この仕掛人が山崎亮だ。今日、国は新しい資本主義というが、それは力あるものが主役となる格差分断社会の極みで、それよりも「地域の宝を掘り起こし、人の絆を繋ぎ、楽しい時を育む」ことが肝要だ。コミュニティデザインが醸成する。
今回は、これからのまちづくりを担っていく学生や若手技術者に、ぜひとも参加し学んでほしいと企画したものです。意欲ある方の参加をお待ちしています。山崎亮の話を聞きに行こう。

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追加情報
料金:
学生1,000円
会員1,000円(NPO国造研及びCLA関西)
一般3,000円
ホームページ
http://www.klrs.org/
所在地
大阪歴史博物館 講堂(大阪市中央区大手前4-1-32)
交通機関
Osaka Metro(大阪メトロ)谷町線・中央線「谷町六丁目駅」
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