令和5年(2023)夏季展 「漆と蒔絵―茶道具の伝統とオリジナルデザイン―」

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2023/07/01~2023/08/06

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令和5年(2023)夏季展 「漆と蒔絵―茶道具の伝統とオリジナルデザイン―」

湯木美術館では、令和5年(2023)夏季展 「漆と蒔絵―茶道具の伝統とオリジナルデザイン―」が開催されます。

 日本の長い漆工芸の歴史の中で16~17世紀は、海外からもたらされる漆工品の増加や、装飾性豊かな「高台寺蒔絵」の流行など大きな変化があった時代でした。
 同時期に大成された茶の湯では、唐物と呼ばれる海外の漆器や古い時代の化粧道具の手箱類を茶道具に見立てるなど漆器が柔軟に取り入れられます。一方、棗などの塗物茶器をはじめとした香合、茶箱、盆、懐石道具などバラエティに富んだ漆の茶道具が製作されました。

 漆の技術が舶来品の影響で多様になり、蒔絵作品の需要が広がって製作数が増加すると、オリジナリティのある製作者の特徴が意識されるようになります。研出蒔絵を得意とした山本春正や、利休はじめ歴代千家の好み物を盛んに製作した中村宗哲などは早くから注目を浴びました。やがて箱や作品に作者の書付けが行われるようになり、作者名とデザインが結びついてブランド化します。琳派の意匠を独自性として押し出した原羊遊斎や、海外のやきもの文様などをアレンジして取り入れた佐野長寛らが人気を集めました。

 本展では、漆絵に沈金を施した「唐物存星菊花形盆 嘉靖年製」や同心円状の文様を描いた「唐物独楽盆」の他、手箱を転用した「猿鶴蒔絵茶箱」、山本春正作の「秋草蒔絵雪吹」、柴田是真作の「七夕蒔絵盆」など約40点の作品を陳列します。

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ホームページ
http://www.yuki-museum.or.jp/
所在地
湯木美術館(大阪市中央区平野町3-3-9)
交通機関
Osaka Metro(大阪メトロ)御堂筋線・京阪電車「淀屋橋」駅
施設情報
開館時間:10:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日:毎週月曜日(ただし7月17日(月祝)は開館)、7月18日(火)
料金:入館料 一般700円 大学生400円 高校生300円
問合せ先:湯木美術館 TEL.06-6203-0188
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