大阪歴史博物館 8階特集展示室では、令和7年(2025年)2月19日(水)から4月14日(月)まで、特集展示「泉布観-大阪最古の洋風建築-」が開催されます。
泉布観は、明治4年(1871年)に造幣寮(現在の造幣局)の応接所として建設され、翌年には大阪行幸で訪れた明治天皇により「貨幣の館」を意味する「泉布観」と命名されました。明治時代を通じて、皇族や国内外の要人を迎える迎賓館として利用され、歴史的に重要な役割を果たしてきました。桟瓦葺の屋根や漆喰の壁、ヴェランダを巡らせた外観は、大阪最古の洋風建築として知られ、昭和31年(1956年)には国の重要文化財に指定されています。
本展では、泉布観の建築の特徴やその歴史的な背景に加え、明治時代以降の歩みについても紹介。明治天皇行幸に関する資料や建築資料を通じて、大阪の迎賓館としての泉布観の姿を詳しく知ることができる貴重な機会です。
会期中には、学芸員による展示解説や講座も開催されます。
●展示解説
【日時】3月1日(土)・3月15日(土)・4月12日(土)
※いずれも午後2時から30分程度
【会場】 大阪歴史博物館 8階 特集展示室
【参加費】 無料(ただし、入場には常設展示観覧券が必要)
【参加方法】 事前申込不要、当日直接会場へ
●なにわ歴博講座「泉布観-大阪最古の洋風建築-」
【日時】 令和7年(2025年)2月23日(日・祝) 午後1時30分~3時(午後1時より受付開始)
【会場】 大阪歴史博物館 4階 講堂
【参加費・参加方法】 詳細は大阪歴史博物館の公式サイトをご確認ください。
※入館は閉館の30分前まで
休館:火曜日休館
料金:常設展示観覧料でご覧いただけます。
大人600円、高校生・大学生400円
※中学生以下、障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料