大槻能楽堂は、能や狂言を中心に上演する全502席の能楽堂です。大阪城最大の石垣の石面を実物大に写し取った橋掛かりの背景などの特徴があります。能楽は約600年の歴史がある、現存する世界最古の舞台芸術です。物まね芸能であった猿楽は、鎌倉時代、能と狂言に分かれました。能は悲劇的な歌舞劇で、主人公の多くは幽霊。自らの人生を語る中に、人間の本質や情念が描かれます。それとは対照的に、狂言は猿楽から笑いの要素を取り出したもので、たいていは能と一緒に演じられます。
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投稿日:2016/11/09 更新日:
大槻能楽堂は、能や狂言を中心に上演する全502席の能楽堂です。大阪城最大の石垣の石面を実物大に写し取った橋掛かりの背景などの特徴があります。能楽は約600年の歴史がある、現存する世界最古の舞台芸術です。物まね芸能であった猿楽は、鎌倉時代、能と狂言に分かれました。能は悲劇的な歌舞劇で、主人公の多くは幽霊。自らの人生を語る中に、人間の本質や情念が描かれます。それとは対照的に、狂言は猿楽から笑いの要素を取り出したもので、たいていは能と一緒に演じられます。
空堀・直木三十五記念館→住友銅吹所跡→松屋町筋→近松門左衛門墓所→井原西鶴墓所→高津神社→中寺→大槻能楽堂