2019/10/6 難波神社と船場まつり
大阪国際教育学院
張 雨琪(チョウ ウキ)
難波神社の御神輿巡行について
もし、ある国の文化を知りたいなら、書物からだけでは十分とは言えません。一番いい方法は、実際に体験することだと思います。
「御神輿」は、中国語では「神轿」と書きます。外観は神社の形に似ていて、下は数本の柱で支えているため、とても重いです。十数人で一緒に持ち上げます。「御神輿」は、日本の祭りの代表的なものです。御神輿巡行に参加して、その文化の意味を感じることができました。御神輿をかついで近くの住民の幸福を祈りつつ、たくさんの人達と絆を深めることができました。
私たちは初めて難波神社に入った瞬間から緊張していましたが、御神輿を担ぎ始めてからみんなの呼吸が合うまであまり時間はかかりませんでした。まるで、日本文化の力を証明しているかのようでした。
御神輿巡行の前に、まず神社の本殿で安全祈祷に参加しました。祈る時の雰囲気は厳かであり、このような場面は映画のスクリーン等で見たことがありましたが、自分の身をもって体験するのはまた特別な感じで、文字だけで表現することはできないと思います。
境内で少し練習をして、神社から出発しました。御神輿を担ぐ私たちの集団は多くの通行人の目を引き付けていました。お祭りの愉快な雰囲気にも、人々は心を動かされているようでした。みんなが足を止めて、私たちと一緒にこの神聖な時間を感じていました。また、御神輿巡行の責任者の方は、常に私たちをさりげなく鼓舞してくださいました。みんな肩に痛みを感じていましたが、わくわくする気持ちがその痛みを覆い隠してくれました。一緒にかついでいる仲間たちも優しくて、「大丈夫?」とか「代わろうか?」等と言いながら気遣ってくれました。本当に感動しました。これは日本が依然として御神輿巡行という文化や伝統を大切に守り続けていることにも関係があるように感じました。この感動は実際に経験してみなければわかりませんでした。
今回の難波神社御神輿巡行に参加することができてとても光栄です。このイベントは私が日本に来て以来、一番有意義なものになったと言えます。このようなチャンスをくださった皆様、誠にありがとうございました。