淀井敏夫は、昭和の具象彫刻界の大家の1人である。彼には、動物をモチーフにした作品が多く、それらは、まるでジャコメッティ彫刻のような繊細な構成によって、生き物の命のはかなさを感じさせる。この作品は、海辺の椅子でくつろぐ若い女性の姿を表したものであるが、彼ならではの叙情が漂っている。
寄付者:田村駒株式会社
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投稿日:2012/12/04 更新日:
淀井敏夫は、昭和の具象彫刻界の大家の1人である。彼には、動物をモチーフにした作品が多く、それらは、まるでジャコメッティ彫刻のような繊細な構成によって、生き物の命のはかなさを感じさせる。この作品は、海辺の椅子でくつろぐ若い女性の姿を表したものであるが、彼ならではの叙情が漂っている。
寄付者:田村駒株式会社
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流れるような体の動きが美しく、見る者の視線は、自然に空へと向けられる。高く上げた少女の手には、今にも飛び立ちそうな鳩がいて、その手の先に希望が見えるようである。 寄付者:武田薬品工業株式会社
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