OSK日本歌劇団「紅に燃ゆる~真田幸村 紅蓮の奏乱~」製作発表

投稿日:2015/08/21 更新日:

OSK日本歌劇団「紅に燃ゆる~真田幸村 紅蓮の奏乱~」製作発表

 1615年の大坂夏の陣、天下が大きく動き新たな歴史が始まったこの年から2015年で400年を迎えました。この節目を記念し大阪では「大坂の陣400年天下一祭」「大阪ミナミ400年祭」など、1年をかけて様々な催しが行われています。

大阪市中央区に本拠を置くOSK 日本歌劇団でも、この400年にちなみ戦国ミュージカル「紅に燃ゆる〜真田幸村 紅蓮の奏乱〜」が開催されることになりました。大阪の大丸心斎橋劇場を皮切りに、福井県越前市、長野県上田市の3地域で上演されます。8月20日に開かれた製作発表には悠浦あやとさんをはじめ楊琳さん、城月れいさん、香月蓮さんら出演者のほか、同歌劇団 代表取締役 山口能孝さん、演出・振付のはやみ甲さんが登壇、公演にかける意気込みなどが報道陣に語られました。

代表取締役の山口さんは「外国人観光客に殺陣の体験教室が人気。実際に行ってみたが彼らは殺陣を『かっこいい』ものとイメージしている。武士道の美しさに憧れると。この作品も海外でもかっこいいね!と評判になるものにできれば。」と、先進的な日本の美しさや恰好よさを世界にアピールする作品にというコンセプトを説明。音楽は和のテイストを取り入れたロック、衣裳は舞台に映えるクールジャパンのビジュアルを意識したそうです。

OSK歌劇団出身のはやみ甲さんは自身の演出を「他の演出の方とは見方が違うかも。強く逞しく、素敵な舞台人に成長してほしいとの思いを込めて、彼女たちにフィットした『真田幸村』を描いた。若い力が爆発するこの幸村を評価頂きたいと心から思う。」と語り、さらに「前トップスター桜花昇ぼるの演じた真田幸村は正義の味方・まっすぐ一直線。今回は妻や友との別れに揺れる心情、涙する幸村。そんな幸村の人間ドラマも見てほしい。」と今回の作品を紹介。男装の麗人として登場する猿飛佐助と幸村の切ない恋も見どころの一つ。ストーリーも含め、これまでとは違う『真田幸村』を楽しんでほしいと呼びかけました。

真田幸村役・悠浦あやとさんは大役を任され不安になったものの「OSK出身の大先輩はやみ甲先生の作品だとお聞きし心配はなくなった。大変心強い先生です。」と、信頼を寄せて役に挑んだことを打ち明けました。「今回は三都市を廻る公演。多くの方に愛される真田幸村の役をさせて頂くことができ大変光栄に思っています。OSKならではの戦国のミュージカルとなっています。多くの方にご覧頂きたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。」 -力強い挨拶を述べる悠浦さん。その華麗で清々しい姿に、新たな幸村の誕生を予感させる会見となりました。

※2015年8月20日に行われた製作発表をもとに構成

2014年8月のトップスター高世真央さんのインタビュー記事もあわせてご覧ください
ミナミから元気を!OSK日本歌劇団

OSK日本歌劇団「紅に燃ゆる~真田幸村 紅蓮の奏乱~」製作発表
OSK日本歌劇団「紅に燃ゆる~真田幸村 紅蓮の奏乱~」製作発表
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関連イベント
OSK日本歌劇団「紅に燃ゆる~真田幸村 紅蓮の奏乱~」
期間:2015/09/18~2015/09/26
場所:大丸心斎橋劇場(大阪市中央区心斎橋筋1-7-1 大丸心斎橋店 北館14階)