御堂筋彫刻ストリート / 布:W-14

作者:佐藤忠良

次の言語でも読めます: English

投稿日:2012/12/04 更新日:

御堂筋彫刻ストリート / 布:W-14

 さりげない仕草でスッと立つ裸婦。左手に持った布が絶妙のアクセントになっている。この作品は、佐藤忠良の比較的最近のものであるが、彼の到達した円熟したスタイルがよく表れたた秀作である。動きも肉付けも極端に抑制され作品には、静かで確かな存在感と豊かな詩情が漂い、見る者にさわやかな印象を与える。

寄付者:株式会社大和銀行(現 株式会社りそな銀行)

現在地からルート検索
追加情報
設置位置:大阪市中央区瓦町4丁目1番地先
この記事は役に立ちましたか?
役に立った 役に立たなかった
1 人中 1 人がこの 記事 は役に立ったと言っています。
同じエリアにこんなスポットがあります!
啓示/日高正法
御堂筋彫刻ストリート / 啓示:W-5

 この作品は、天から落ちてくる「神の声」と、それを受けとめる人間を表現しており、作品では、直線と曲線、鋭角と穏やかなカーブ、天を指す手と地に向かう紡錘形の物体、密と粗など、背反する要素の組合せによって …

少年と少女/リン・チャドウィック
御堂筋彫刻ストリート / 少年と少女:E-15

 鋭い線と面で構成された個性的で大胆なフォルム。足らしきものの存在から、かろうじて人物と判る。荒削りの仕上げが、少年と少女の素朴で純真な印象を表現しているかのようだ。具象でも抽象でもあるユニークな造作 …

みちのく/高村光太郎
御堂筋彫刻ストリート / みちのく:E-5

 高村光太郎の晩年の代表作である。十和田湖の自然の偉大さ、深遠さを表現した彫刻であるとともに、彼の心の中に生きていた妻・智恵子の残像を具現した裸婦像でもある。2人の女性からなるこの作品は、よく見ると全 …

御堂筋銀杏並木

 大正10年(1921)より昭和16年(1941)を施工期間とする大阪市の第1次都市計画事業は、都心部の過密状態を緩和し、高速鉄道と街路網を整備し、人口の分散を図るとともに、良好な都市環境を形成するこ …

女のトルソ/オシップ・ザツキン
御堂筋彫刻ストリート / 女のトルソ:W-9

 力強く簡潔な線とヴォリューム感。この「女のトルソ」は、平面の集まりとして再構築されたキュビスムの特徴を示しつつも、厳格なフォルムから解放された自由な表現がみられる。抽象と人間の内面表現を融合させたザ …