●2代目文楽軒が浄瑠璃小屋を開く
文化8年(一八一一)、2代目植村文楽軒(うえむらぶんらくけん)が、難波神社の稲荷社に浄瑠璃小屋を建てた。これは明治5年(一八七二)、松島に移ったときに文楽座と名乗るようになる。明治17年(一八八四)、別の一派である彦六座が再び稲荷社で人形浄瑠璃を始め、同じ年に御霊神社に移った文楽座と人気を競うことになる。江戸時代、船場は有力商人が集まっていたため、彼らが出資元となって人形浄瑠璃を支えていた。
稲荷社文楽座跡
いなりしゃぶんらくざあと
次の言語でも読めます: English
投稿日:
ホームページ
所在地
大阪市中央区博労町4-1-3 難波神社内
交通機関
地下鉄御堂筋線「本町駅」「心斎橋駅」
同じエリアにこんなスポットがあります!
-
国立文楽劇場
●「文楽」は人の名前から 成り立ちは江戸時代初期にさかのぼり、古くは操り浄瑠璃と呼ばれた。竹本義太夫(たけもとぎだゆう)が貞享元年(1684)、竹本座を開設。彼の義太夫節と近松門左衛門(ちかまつもん …
-
戎橋筋商店街
ミナミのシンボル「戎橋」から大型百貨店を結ぶ370メートルのビッグ・ストリート。老舗の豚まんやスイーツ、ユニークな大阪土産、映画館や劇場、最先端のファッションまでがオモチャ箱のように点在する。
-
御堂筋彫刻ストリート / ヴェールを持つヴィーナス:E-14
印象派の巨匠オーギュスト・ルノワールの豊満な裸婦を描いた晩年の絵画からそのまま抜け出してきたような作品である。1912年に疾病してからは、絵筆を持つのも不自由となり、彼のデッサンを忠実に三次元に置換 …
-
御堂筋彫刻ストリート / 布:W-14
さりげない仕草でスッと立つ裸婦。左手に持った布が絶妙のアクセントになっている。この作品は、佐藤忠良の比較的最近のものであるが、彼の到達した円熟したスタイルがよく表れたた秀作である。動きも肉付けも極端 …
-
心学明誠舎跡
江戸時代、「心学」は「石門心学」とも呼ばれ、石田梅岩(いしだばいがん)が京都で唱えた。日常生活や商人道徳をわかりやすく講義したので、非常な人気を集めた。大坂では、梅岩の孫弟子にあたる井上宗甫(いのう …