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中央区 マスコットキャラクター ゆめまるくん

大阪松竹座は大正12(1923)年、関西初の洋式劇場として道頓堀に誕生し、平成9(1997)年、建物の正面全体に広がる優美な装飾レリーフ(浮き彫りまたは浮き彫り細工)をそのまま残し、豪華な装飾のある道頓堀の顔として新築開場しました。
芝居街「道頓堀」の歴史と伝統を受け受け継ぐ劇場として、今でも歌舞伎や松竹新喜劇をはじめ、歌劇、音楽コンサートなど様々なジャンルのイベントが開催されています。
ミナミ・道頓堀は多彩なジャンルの文化が花開き、いつの時代も人々に愛されてきました。

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フランスに留学した稲畑勝太郎(いなばたかつたろう)が、撮影と映写のできる機器(シネマトグラフ)を持ち帰り、上映を実現させました。この事実を知った東宝の創始者・小林一三(こばやしいちぞう)が、記念碑を残しました。

吉本興業が運営する「なんばグランド花月」では、お笑い・喜劇の公演が行われています。

道頓堀川の川辺では芸能文化を満喫できる様々なイベントが1年を通して開催されています。写真は「道頓堀川面舞台」。

法善寺横丁の中ほどにある織田作之助の文学碑。代表的な作品「夫婦善哉」のタイトルになったお店がすぐそばにあります。

明治30(1897)年、2月15日から28日まで、南地演舞場(現・なんばマルイ)で日本初の映画興行が行われました。

大阪初の映画製作会社「三友倶楽部」(現・松竹)のレリーフがあり、「東洋のハリウッド・帝国キネマの源流」といわれた同社の歴史が記されています。

大きなのぼりが掲げられた芝居小屋前を、人や人力車が往来しています。
今も昔も変わらない”にぎわいのまち道頓堀”の様子がうかがえます。

芸能・文化の発展

織田作之助の文学碑の他にも、道頓堀界隈には古今の芸能文化の碑が点在しています。
流行歌では藤島桓夫「月の法善寺横町」、天童よしみ「道頓堀人情」、俳句では平田春一歌碑、川柳では西田当百の川柳碑や岸本水府句碑など。まちを散策しながら、碑めぐりを楽しんでみてはいかがでしょう。

中央区 マスコットキャラクター ゆめまるくん
中央区 マスコットキャラクター ゆめまるくん
A0D07 – 芸能・文化の発展
大阪市パノラマ地図

A0D01 – 大阪市パノラマ地図

歴史も文化も、魅力あふれる中央区 中央区には、大阪城、難波宮跡をはじめ由緒ある寺社、近代建築物等の歴史的遺産が数多く存在します。また、ユネスコ無形文化遺産で …

道頓堀のはじまり

A0D02 – 道頓堀のはじまり

”にぎわいのまち”のランドマーク『道頓堀』 大坂城の築城工事に従事した道頓は、豊臣秀吉からその恩賞として荒地だった現在の道頓堀一帯を与えられました。 慶長1 …

道頓堀五座

A0D03 – 道頓堀五座

『なにわのブロードウエイ』道頓堀の芝居文化 開削後の道頓堀には大阪中の芝居小屋が集められ、この地域は芝居町として発展しました。「角座」、「浪花座」、「中座」 …

千日前・法善寺

A0D05 – 千日前・法善寺

「千日寺の門前町」から「千日前」へ この辺りにあった「法善寺」と「竹林寺」を「千日寺」とよび、その門前の通りを「千日前」とよぶようになったといわれています。 …

人形浄瑠璃文楽

A0D06 – 人形浄瑠璃文楽

大阪が誇る伝統芸能 人形浄瑠璃文楽 「人形浄瑠璃文楽」の成り立ちは江戸時代初期にさかのぼります。古くは操り浄瑠璃と呼ばれました。竹本義太夫が貞享元(1684 …

芸能・文化の発展

A0D07 – 芸能・文化の発展

時代とともに新たな文化を発信 大阪松竹座は大正12(1923)年、関西初の洋式劇場として道頓堀に誕生し、平成9(1997)年、建物の正面全体に広がる優美な装 …

なにわ八百八橋 〜 道頓堀の橋 〜

A0D08 – なにわ八百八橋~道頓堀の橋~

今や世界的な観光名所として有名な戎橋。橋が架かったのは道頓堀川が開削された直後の17世紀はじめ頃といわれています。初代戎橋は木橋で、明治時代に鉄橋に、大正時 …

鉄道とまちの発展

A0D09 – 鉄道とまちの発展

"にぎわいのまち"はターミナルシティとして進化 阪堺鉄道(現南海電気鉄道)は民間資本による完全な私鉄で、現存する日本最古の私鉄。難波駅が …

道頓堀のいま・これから

A0D10 – 道頓堀のいま・これから

水辺とともに発展し、豊かな文化を育むまち 道頓堀は古くからエンターテインメントの中心地として賑わい、今では世界的に有名な観光地ともなりました。 新しい商業施 …