●銅が輸出品の時代の、銅集めの役所
明和3年(一七六六)、銅の管理を行う銅座がここに置かれた。江戸時代、銅は重要な輸出品で、大坂は当時の銅精錬業の中心であった。諸国の銅山より産出した粗銅は銅座がすべて買い上げ、大坂で技術を競っていた銅吹仲間に精錬させた後、再び集めて海路長崎に送り、輸出された。
また銅の密売を防ぐために、古銅類買い上げの精細な規定がつくられ、銅器の破片に至るまで管理された。
●京阪電鉄「淀屋橋駅」
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●銅が輸出品の時代の、銅集めの役所
明和3年(一七六六)、銅の管理を行う銅座がここに置かれた。江戸時代、銅は重要な輸出品で、大坂は当時の銅精錬業の中心であった。諸国の銅山より産出した粗銅は銅座がすべて買い上げ、大坂で技術を競っていた銅吹仲間に精錬させた後、再び集めて海路長崎に送り、輸出された。
また銅の密売を防ぐために、古銅類買い上げの精細な規定がつくられ、銅器の破片に至るまで管理された。
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●御堂筋とともに誕生したガスビル 巨大な客船を思わせる白亜のビルが御堂筋に面して建つ。設計者は安井武雄(やすいたけお)、昭和8年(1933)に竣工。地上8階建て、地下2階。外壁は1・2階を石材で黒く …
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