土居通夫君像

どいみちおくんぞう

次の言語でも読めます: English

投稿日:

土居通夫君像

●大阪財界の神様
 大正7年(一九一八)、建立。天保8年(一八三七)土居通夫は、宇和島藩の下級武士の6男として生まれる。 大阪商業会議所で第7代会頭のとき、明治36年(一九〇三)の第5回内国勧業博覧会の開催地を大阪に誘致するため、東京と競い、積極的に運動を展開した。誘致決定後はパリに飛んで万国博覧会をつぶさに調査し、パリ万博のシンボルがエッフェル塔だと知ると、急いで通天閣を建設させた。博覧会は、予想以上の大成功をおさめた。
 大正6年(一九一七)、80歳で病没。その時、6つの会社の取締役を務め、ほかに7つの公職をこなしていたという。書、浄瑠璃、囲碁、俳句と多芸多才な面もあった。

現在地からルート検索
所在地
大阪市中央区本町橋2 大阪商工会議所前
交通機関
●地下鉄谷町線・中央線「谷町四丁目駅」
    堺筋線・中央線「堺筋本町駅」
この記事は役に立ちましたか?
役に立った 役に立たなかった
2 人中 2 人がこの 記事 は役に立ったと言っています。
同じエリアにこんなスポットがあります!
踊り子/フェルナンド・ボテロ
御堂筋彫刻ストリート / 踊り子:W-8

 モナ・リザも、アダムとイヴも、精悍な騎士も、フェルナンド・ボテロが描くと、太っちょのまんまるに変身してしまう。戦後の具象画家の中でも彼ほど際立ったスタイルをもつ美術家は珍しい。この作品は、他の彫刻家 …

髪をとく娘/バルタサール・ロボ
御堂筋彫刻ストリート / 髪をとく娘:W-12

 太い縄のような豊かな髪、豊満な肉体が目をひく大胆な作品であり、原始彫刻とキュビスムが融合して発展したものである。空を見上げてゆったりと髪をとく姿は、穏やかで温かな印象を受け、バルタサール・ロボの理想 …

五代友厚君像

●近代大阪の経済発展に多大な足跡 五代友厚は、天保6年(一八三五)鹿児島生まれ。ヨーロッパに留学して外国事情に通じていたことから、明治元年(一八六八)、外国事務局判事として大阪に勤務。ここから大阪との …

火の王No.1/フィリップ・キング
御堂筋彫刻ストリート / 火の王No.1:E-8

フィリップ・キングは、イギリス現代彫刻の代表的作家の1人である。彼の作品の大きな特徴は、まるで舞台劇のような雄弁で激情的な動きと構成にある。この作品でも、彼の持ち味が十分に発揮されている。量感のある幾 …

アコーディオン弾き/オシップ・ザツキン
御堂筋彫刻ストリート / アコーディオン弾き:W-11

 オシップ・ザツキンは、ロシア出身で主にフランスで活躍したキュビスムの彫刻家であり、アフリカなどの土着美術に影響を受けた。この作品は、1924年に制作された同名の彫刻を1962年にリメイクしたものであ …