大阪活版所跡

おおさかかっぱんしょあと

次の言語でも読めます: English

投稿日:

大阪活版所跡

●近代印刷の幕明け
明治3年(一八七〇)、大阪商工会議所の初代会頭・五代友厚(ごだいともあつ)の要請を受けた本木昌造(もときしょうぞう)が創設した活版所の跡である。
木版印刷が主流だった頃は、印刷に莫大な経費がかかったため、一般の人々にとって印刷物は手の届かないものであった。本木昌造は、任地・長崎のオランダ通訳で職業がら洋書に広く接していたため、日本の遅れていた印刷技術を何とかしたいと考え、文献により研究を続けた。
その結果、嘉永4年(一八五一)、長崎で鉛の流し込みによる日本最初の活字の鋳造に成功した。その後、大阪初の鉄橋・高麗橋の架橋にも加わるなどの事業に携わったが、活版技術を全国に普及しようと努力を続けた。

現在地からルート検索
所在地
大阪市中央区大手通2-4
交通機関
●地下鉄堺筋線・中央線「堺筋本町駅」
●地下鉄谷町線・中央線「谷町四丁目駅」
この記事は役に立ちましたか?
役に立った 役に立たなかった
6 人中 6 人がこの 記事 は役に立ったと言っています。
同じエリアにこんなスポットがあります!
克忠の碑

●戦前の軍都・大阪の足跡  大正11年(一九二二)5月25日に建立。終戦後撤去され放置されていたが、戦友会が建て直す。「克忠」の文字は、当時の第四師団長鈴木荘六(すずきそうろく)中将の揮毫。  近くに …

亀井水碑

●聖徳太子(しょうとくたいし)命名の井戸  聖徳太子が命名したと伝えられている「亀井水」の碑が、鵲森宮の境内に建てられている。もとは、JR森ノ宮駅付近にあったらしく、古代には温泉が湧き上がっていたとい …

小楠公義戦の跡

●破った敵への温かい心をたたえる  小楠公とは楠木正成(くすのきまさしげ)の子、楠木正行(くすのきまさつら)のこと。南北朝の時代、正行がこの地であった渡辺の戦いで大勝。橋から川に落ちた敵兵を救出し、衣 …

教育塔

●教育活動中に亡くなった方を追悼する  昭和9年(一九三四)の室戸台風による教育関係者や児童の犠牲者の慰霊を目的として、昭和11年(一九三六)に建立。教育活動中に亡くなった方に加えて、御巣鷹山での日航 …

川口遊里図屏風

 江戸時代前期に木津川河口の港、三軒屋にあった遊里の賑わいを描いた屏風。10曲という絵巻を思わせる横長の画面いっぱいに奔放に遊里の情景を展開し、服飾、建築、船舶、漁労、食事、商いなど、当時の人々の暮ら …