●「ミナミ」の繁華街を守る氏神様
休日ともなれば若者で大賑わいのファッションスポット「アメリカ村」のど真ん中。「なぜこんな場所に神社が」と思われるが、歴史は古く、奈良時代までさかのぼることができる。「御津」とは、港のこと。昔はこのあたりまで海だった。奈良の大仏を建てるときに、大分県の宇佐八幡宮の神霊がこの御津の地に上陸、一時安置された。その跡に社殿を建てたのが、御津八幡宮の起源とされる。現在、このあたり一帯は「ミナミ」と呼ばれる繁華街となり、御津八幡宮は「ミナミ」の氏神様として愛されている。7月の夏祭では、心斎橋筋商店街の中を神輿がくり出し、氏子の威勢のいい声がアーケードに響く。
御津八幡宮
みつはちまんぐう
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投稿日:2012/04/23 更新日:
ホームページ
所在地
〒542-0086 大阪市中央区西心斎橋2-10-7
交通機関
大阪市営地下鉄御堂筋線心斎橋駅より 徒歩4分
施設情報
御津八幡宮 TEL.06-6211-8655
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