大阪証券取引所ビル
おおさかしょうけんとりひきしょびる
次の言語でも読めます: English, 한국어, 简体中文, 繁體中文
投稿日:2011/11/24 更新日:
●ドームの外観を残したシンボルタワー
大阪屈指のビジネス街・北浜。昭和10年(一九三五)に建った旧大阪証券ビル市場館は、シンプルなデザインでありながら、列柱が並ぶ楕円筒のエントランス部分が、北浜のランドマークとして存在感を示していた。
しかし、ビルの老朽化が進み、立会場機能が不要となったことから建て替えを余儀なくされ、平成16年(二〇〇四)11月、地上24階、塔屋1階、地下2階の近代的なガラス張りの超高層ビルに生まれ変わった。
だが、シンボルであったドームの外観は、北浜の顔として継承。ドーム内部の広間(アトリウム)と外観両袖は、再現保存されている。
伝統の保存と先進的な機能を調和させ、新たに創り出した美しい個性と風格のある都市景観に、平成18年(二〇〇六)、大阪まちなみ賞奨励賞が贈られた。
所在地
大阪市中央区北浜1丁目8番16号
交通機関
●地下鉄堺筋線 北浜駅
●京阪電鉄 北浜駅
同じエリアにこんなスポットがあります!
-
●日本で唯一の蘭学塾の遺構 激しい空襲のあった大阪で、築後200年以上の姿をとどめる町家。適塾は、江戸末期の天保9年(一八三八)、緒方洪庵(おがたこうあん)が開いた私塾である。1階は、医学者・教育者と …
-
●高麗橋の始まり 大坂城の外堀として開削された東横堀川に架かる橋で、築城と同時に天正11年(一五八三)から工事が始められた。3年後に完成。慶長9年(一六〇四)には擬宝珠(ぎぼし)を持つ立派な橋となった …
-
●未来に時を刻む 昭和5年(一九三〇)の完成当初は1階から4階までが陳列室や事務所、5階は畳敷きの大広間で洗面室などがあり、10代の丁稚が住み込んでいたという。デモクラシーの花咲く大正モダンの時代か …
-
●大正時代に建てられたホテル 北浜付近は、大阪空襲の被害が少なかったことから、戦前からの建築物が今でもその姿を残している。堺筋から伏見町を西に入って一つ目の筋の角に立つ「伏見ビル」もその一つだ。当時 …
-
●勇壮なライオン像 難波橋の通称は「ライオン橋」。勇壮なライオン彫刻が四隅の親柱の上に配されている。この像は大正4年(1915)に完成した市電事業の一環として難波橋が架けられた際につくられた。中之島 …