田辺三菱製薬史料館
たなべみつびしせいやくしりょうかん
投稿日:2015/08/18 更新日:
田辺三菱製薬株式会社は道修町の本社ビル2階に「史料館」を開設、無料で一般公開をしています。大阪・道修町(どしょうまち)は全国の薬種流通の中心地。日本の薬業のルーツであり、江戸時代より「くすりの町」として知られています。1678年の創業から330年を超える歴史がある同社には多くの歴史的価値のある資料が保存されており、この史料館には道修町の歴史や文化、これ迄の同社のあゆみに関する歴史資料が一堂に集められています。
●くすりの道修町ゾーン
明治初期の道修町を、田邊屋の店構えとともに再現。当時の看板や軒先に置かれていた提灯などとともに、十二代田邊五兵衞がルーツを語る映像が来館者をお迎えします。
●あゆみゾーン
同社の収蔵品と社業のあゆみを一堂に展示。ゾーンの最後に大正から現在までの歴史を映像でまとめ、皆さんをいまと未来へと導きます。
●いまと未来ゾーン
新薬の研究開発から、くすりを育てる育薬、からだとくすりの密接な関係など、300有余年の歴史を経て国際創薬企業へと向かう田辺三菱製薬のいまと未来の姿を紹介します。
追加情報
開館時間:10時~17時
※入館は閉館30分前(毎週土・日、祝日、年末年始、会社の休日は休館)
入場料:無料
見学は史料館ホームページの「来館予約」よりご予約の上ご来館ください。
15名を超える団体は電話にてご相談ください。
問合せ先:06(6205)5100
ホームページ
所在地
〒541-8505 大阪市中央区道修町3-2-10
交通機関
地下鉄御堂筋線 淀屋橋駅から徒歩約10分(8番出口または13番出口)
(大阪梅田より 地下鉄御堂筋線淀屋橋駅まで1駅3分)
京阪電鉄 淀屋橋駅より徒歩約10分
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