●大阪城を眺める絶好のポイント
大正14年(一九二五)、東横堀川の土砂を掘削する際、川底から「大坂橋 天正拾三年」(一五八五)の名が刻まれた擬宝珠(ぎぼし)が見つかった。大阪城天守閣に保存され、市民に公開されていたが、戦後の混乱の中で紛失。大坂橋に関する文献は残っておらず、橋の所在や規模については、擬宝珠の行方とともに幻となっている。「大坂橋」の名前は、毛馬桜之宮公園と大阪城公園を結ぶ自転車・歩行者専用橋として昭和48年(一九七三)、約390年ぶりに復活。京橋に併設して、大阪 城の北側に架けられた。橋の上にはウバメカシや サツキツツジなどが植えられ、大阪城も美しく眺められる。なにわ名橋50選の一つ。
●JR東西線「大阪城北詰駅」
●京阪電鉄「天満橋駅」