大阪社会運動顕彰塔

おおさかしゃかいうんどう けんしょうとう

次の言語でも読めます: English

投稿日:

大阪社会運動顕彰塔

●労働・社会運動のメッカに建つ塔
 昭和35年(一九六〇)、大阪統一地方メーデーの際、顕彰塔を大阪にもつくろうという声があがり、行政や財界、有識者、労働組合などからの拠金で、毎年メーデーが開催される大阪城公園に昭和45年(一九七〇)、竣工した。
 設計は彫刻家の浅野孟府(あさのもうふ)。塔内部中央に掲げられている書は、書道家の村上三島(むらかみさんとう)の手によって書かれた。
 この塔は、戦前戦後の社会・労働運動の業績や成果を讃えるだけではなく、「労働という社会活動の中で自分が将来に向けて何をしていくのか」を考えるきっかけになってほしいという願いも受け継いでいる。
 毎年10月15日に開催される「大阪社会運動物故者顕彰追悼式」とメーデーの日には、塔内部にある顕彰者名を記した芳名板を見ることができる。

現在地からルート検索
追加情報
問合せ先:06-6947-1210 (財団法人大阪社会運動協会)
所在地
大阪市中央区大阪城3 大阪城公園内
交通機関
●地下鉄長堀鶴見緑地線「大阪ビジネスパーク駅」
●JR環」状線「大阪城公園駅」
この記事は役に立ちましたか?
役に立った 役に立たなかった
4 人中 4 人がこの 記事 は役に立ったと言っています。
同じエリアにこんなスポットがあります!
北組惣会所跡・南組惣会所跡

●町人が中心となって町政を司る  江戸時代の大坂は、大川以南から本町通までの北組、本町通から道頓堀あたりまでの南組、大川以北の天満組に区分され、その3組を総称して大坂三郷と呼ばれていた。  各組には自 …

城中焼亡埋骨墳

●大坂城で命を落とした兵を弔う  大阪城玉造門の南側にある。明治元年(一八六八)戊辰戦争のとき、燃える大坂城から逃げ出さずに自害した幕府軍の兵士をたたえて、薩摩・長州藩が共同で建てた。

月山貞一旧居跡

●逆境の中での刀剣づくり  天保7年(一八三六)生まれ。7歳から養父の貞吉(さだよし)につき、刀剣づくりの修行をする。貞一の特色は、月山流に各地の鍛刀技術を取り入れた点にある。幕末から明治にかけて刀の …

鵲森宮

●若き日の聖徳太子による創建 「鵲森宮」は、通称、森之宮神社とも呼ばれ、聖徳太子(しょうとくたいし)が建立した。 その創建は、四天王寺や法隆寺よりも古いとされている。崇峻(すしゅん)天皇2年(五八九) …

大槻能楽堂
大槻能楽堂

●能好きの太閤秀吉 とにかく能楽に熱中していた豊臣秀吉(とよとみひでよし)。自分を主人公にした「明智討」という能をつくらせている。会う人ごとに「宮廷でお見せする」と言って家臣にたしなめられたという逸話 …