八軒家船着場の跡

はっけんやふなつきばのあと

次の言語でも読めます: English

投稿日:

八軒家船着場の跡

●今も昔も京都からの玄関口
 天満橋付近は江戸時代、8軒の宿があったことから、八軒家浜と呼ばれていた。京都と大坂を結んで淀川を行き来した三十石船の船着場として栄え、十返舎一九(じっぺんしゃいっく)の『東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ)』にも登場した。
 船着場としての歴史は古く、仁徳(にんとく)天皇の伝説に登場し、難波宮の頃は『万葉集』で「難波津(なにわづ)」と詠まれた。平安時代から鎌倉時代にかけては「渡辺の津」と呼ばれ、熊野詣の出発点としても栄え、賑わった。
 船の輸送の減少とともに、船着場の役割も衰退した。今では、石碑の横の駐車場から見える高く積まれた石垣などに、当時の面影を残している。

現在地からルート検索
所在地
大阪市中央区天満橋京町2 永田屋前
交通機関
●地下鉄谷町線「天満橋駅」
●京阪電鉄「天満橋駅」
この記事は役に立ちましたか?
役に立った 役に立たなかった
8 人中 8 人がこの 記事 は役に立ったと言っています。
同じエリアにこんなスポットがあります!
いずみホール

 1990年にオープンしたクラシック音楽専門コンサートホール。 日本有数の音響効果を誇り、ウィーン楽友協会やバッハ・アルヒーフ・ライプツィヒとの提携など、独自のネットワークを生かした主催公演を年間30 …

榎木大明神
玉造稲荷社 榎木大明神

●白蛇が住みつき、神の木に 玉造稲荷神社正門の真正面、道路の真ん中に立っている。 「白光大神(しらみつおおかみ)」と書かれた祠(ほこら)がそばにある。 「白光」は庶民に信仰されている「白蛇」を指してい …

御臨幸の跡

●軍事大国にひた走った時代を忘れない  昭和7年(一九三二)、大阪周辺での陸軍大演習に昭和天皇が御臨幸になった記念の碑。隣に歩兵第八連隊跡碑がある。兵営は当初、現在の大阪医療センターの地にあったが、明 …

大阪歴史博物館
大阪歴史博物館

●地上57メートルから始まる歴史体験 難波宮跡から北を見ると、大阪城の西に高層の建築物が建っている。この現代的な建物が「大阪歴史博物館」だ。エレベーターで10階に上がると、そこは奈良時代。原寸大に復元 …

秋田實歌碑・笑魂碑

●近代上方漫才の原型をつくった作家 「大阪漫才の父」。歌碑文は、「渡りきて浮世の 橋を眺むればさても危うく過ぎしものかな」。玉造稲荷神社は秋田實の子どもの頃の遊び場。明治38年(一九〇五)生まれ、昭和 …