●緑の屋根に赤いレンガの館
明治45 年(一九一二)、株仲買商の商館として建設される。戦後は建築資材専門商社「桂隆産業」の本社として使用されていた。
北浜を賑わした時は去り、長年眠ったように、放置されていた古ぼけたレンガ造りのこの洋館を「往時の近代建築に再生したい」という想いから、現オーナーが買い取り、平成9年(一九九七)、今の姿に変身させた。オーナー自ら設計図を引き、再三英国に渡り、内部装飾などをつくりあげた。
●京阪電鉄「北浜」駅
投稿日:
●緑の屋根に赤いレンガの館
明治45 年(一九一二)、株仲買商の商館として建設される。戦後は建築資材専門商社「桂隆産業」の本社として使用されていた。
北浜を賑わした時は去り、長年眠ったように、放置されていた古ぼけたレンガ造りのこの洋館を「往時の近代建築に再生したい」という想いから、現オーナーが買い取り、平成9年(一九九七)、今の姿に変身させた。オーナー自ら設計図を引き、再三英国に渡り、内部装飾などをつくりあげた。
●両替商創業の地 両替商が生まれたのは、大坂では寛永5年(一六二八)、天王寺屋五兵衛(てんのうじやごへえ)が始めたのが最初だという。約40年後には、公の機関「十人両替」が誕生。最大手の天王寺屋五兵衛 …
● 重厚で豪壮、町屋の長大な表屋造り。 堺筋沿いに、漆黒の木造で国の重要文化財に指定された大阪の貴重な建築がある。明治33年(一九〇〇)着工。315坪に間口26mの表屋(店棟)、3階建ての母屋(主住棟 …
●堺筋がみていた大正モダン 大正11年(一九二二)、造幣博物館や神戸地方裁判所などで有名な河合浩蔵(かわいこうぞう)の設計。大日本報徳銀行大阪支店として建てられたが、のち新井証券を経て新井ビルとなる …
8曲1双の中型屏風で、17世紀末頃の大阪を描いたものである。かなり横長の画面に、江戸時代” 天下の台所”、”水の都”としてにぎわった大阪のようすが、丁 …
●平安時代より続く道 京都から大阪を経て、熊野権現の分霊を祀った九十九(つくも)王子をたどりながら、熊野三山へ至る道。それが「熊野街道」である。平安時代中期から鎌倉初期にかけて王朝貴族を中心に熊野信仰 …