大阪歴史博物館

おおさかれきしはくぶつかん

次の言語でも読めます: English, 한국어, 简体中文, 繁體中文

投稿日:2011/11/25 更新日:

大阪歴史博物館

●地上57メートルから始まる歴史体験
難波宮跡から北を見ると、大阪城の西に高層の建築物が建っている。この現代的な建物が「大阪歴史博物館」だ。エレベーターで10階に上がると、そこは奈良時代。原寸大に復元された宮殿が、当時の儀式の様子を再現している。9階は「中世近世フロア」。江戸時代のまち並みをミニチュア模型で表している。中でも船場の町の巨大なジオラマでは、町人の活々とした日常生活がみられ、当時の賑わいを詳しく理解することができる。

8階の「歴史を掘るフロア」では、実物の発掘物を手にする体験ができ、考古学者になった気分になれる。7階の「近代現代フロア」は、大正末期〜昭和初期の心斎橋筋・道頓堀を再現。「心ぶら」気分で、当時の様子を学ぶことができる。
展示に関わる内容について、身をもって体験できる「ハンズオン」。展示にちなんだクイズに答える「スタンプラリー」もある。ほかにも、6階の特別展示室での特別展の開催や公開講座、イベントを通じて、歴史や文化の情報を発信している。

●実物の古代遺跡が見学できる
博物館の敷地は、発掘調査で飛鳥時代の難波宮の「倉庫跡」や「区画する塀」、「水利施設」などの遺構が見つかった所だ。一部は建物の地下で掘り出したままの状態で保存されている。この遺構を1階や地下フロアから見学できるのもこの博物館の特徴である。また、屋外には復元された倉庫も建てられている。

大阪歴史博物館
現在地からルート検索
追加情報
●もっと深く知ろう!
【気軽に学べる「なにわ歴史塾」】
博物館には、大阪の歴史と文化を中心に、広く歴史に関する情報を集めた学習情報センター「なにわ歴史塾」がある。所蔵されている図書や映像の閲覧や、学芸員による学習相談が気軽にできる施設だ。

●大阪のことなら何でもわかる「なにわ歴史塾」
所在地
大阪市中央区大手前4丁目1番32号
交通機関
●地下鉄谷町線/中央線 谷町四丁目駅
施設情報
●問合せ先:06(6946)5728
●開館時間:9時30分〜17時 金曜日は20時まで(入館は閉館の30分前まで)
●入場料:大人600円 高・大学生400円
この記事は役に立ちましたか?
役に立った 役に立たなかった
1 人中 1 人がこの 記事 は役に立ったと言っています。
同じエリアにこんなスポットがあります!
月山貞一旧居跡

●逆境の中での刀剣づくり  天保7年(一八三六)生まれ。7歳から養父の貞吉(さだよし)につき、刀剣づくりの修行をする。貞一の特色は、月山流に各地の鍛刀技術を取り入れた点にある。幕末から明治にかけて刀の …

井原西鶴終焉の地

●辞世の句を刻んだ碑が建つ 元禄6年(一六九三)に死去した浮世草子作家・井原西鶴の没後300年を記念して建てられた。 辞世の句「浮世の月 見過ごしにけり 末二年」が刻まれている。

天神橋
天神橋

●江戸時代、大坂随一の長橋  文禄3年(1594)に豊臣秀吉(とよとみひでよし)が架けたと伝えられ、当初は新橋と呼ばれていた。天満天神社が管理することから天神橋と呼ばれるようになったという。江戸時代は …

森の宮遺跡展示室
森之宮遺跡展示室

●大阪は昔、海の中だった  縄文時代の大阪は、大阪湾が今よりもずっと内側に入りこんでいたという。その海に突き出した岬にあったのが、今の森ノ宮だ。そこで発見された貝塚は西日本最大といわれ、大量のマガキや …

玉造稲荷神社

●衣食住の女神がご祭神  社伝によれば垂仁(すいにん)天皇18年の秋にお祀りしたのが始まり。当時は比売社(ひめのやしろ)と称していた。聖徳太子(しょうとくたいし)がこの地に布陣し、戦勝を祈願したという …